米国務省“いくつかの国への支援再開” WFPへの14か国の支援打ち切り通知…一部は「手違い」
WFP=世界食糧計画が、アメリカ政府から14か国への支援の打ち切りを通知されたと明らかにしたことについて、アメリカの国務省は8日、いくつかの国への打ち切りは手違いによるもので、再開させたとしています。
WFPは、「アメリカ政府による14か国への資金援助と緊急食料支援の打ち切り通告を深く憂慮する」としたうえで、「飢餓に直面する何百万人もの人々への死刑宣告に等しい」とSNSに投稿していました。
ロイター通信によりますと、これについてアメリカの国務省は8日、「いくつかの国への支援が手違いで停止されたが、続けるべきものについては元に戻した」としています。
レバノン、シリア、ソマリア、ヨルダン、イラク、エクアドルの少なくとも6か国への支援は再開されるということですが、アフガニスタンやイエメンについては打ち切られたままになっています。
WFPのシンディ・マケイン事務局長は「(支援停止は)飢餓をさらに深刻化させ、世界の安全が大きく損なわれる」と懸念を示しています。