中国全人代 副首相にも習氏側近が相次いで選出
丁薛祥氏
中国の全人代(=全国人民代表大会)で新たに4人の副首相が選出されるなど政府の陣容が決まりました。副首相にも習氏に近い人物が相次いで選ばれるなど習氏への権力集中がさらに進んでいます。
12日に開かれた全人代の全体会議では習氏を官房長官役として支えてきた丁薛祥氏や習氏の地方勤務時代の部下だった何立峰氏ら4人が選ばれました。
丁薛祥氏は最高指導部も兼務しており4人の副首相の中の筆頭となります。
また、何立峰氏はアメリカとの貿易交渉などを担ってきた劉鶴副首相の後任として経済や金融政策を取り仕切るとみられます。
中国共産党の党中央に続き政府部門でも主要ポストに習氏に近い人物が次々と起用されていて習氏の一強支配がさらに強まっています。