中国初の「国産大型クルーズ船」進水 “国際競争力”をアピール
中国で、国産で初めてとなる大型クルーズ船が6日、造船所のドックを離れ、上海の海に浮かべられました。
中国メディアによりますと、中国が開発した初の大型クルーズ船は全長323.6メートルで、高さは24階建てのビルに相当し、最大で5246人の乗客が乗船することができます。
船内には劇場や商業施設、プールなどが整備されていて、この年末にも、日本や東南アジアなどを結ぶ航路で運航を開始するということです。
大型クルーズ船の造船は難度が高いとされ、これまでヨーロッパの造船会社が独占してきましたが、国営メディアは「中国がドイツ、フランス、イタリア、フィンランドに次ぎ、5番目に大型クルーズ船を造る能力を持つ国となった」と成果を報じています。
中国は、すでに国産2隻目の大型クルーズ船の建造に着手していて、国際競争力をアピールしたい考えです。