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“黒人差別”と批判…「南軍の旗」撤去 米

2015年7月11日 12:36
“黒人差別”と批判…「南軍の旗」撤去 米

 アメリカ南部・サウスカロライナ州の議事堂で、南北戦争当時の南軍の旗を掲げていることが論争となっている問題で、10日、この旗が撤去された。

 この旗は、南北戦争で奴隷制の維持を求めた当時の南部連合軍のもので、今も南部の伝統として広く使用されている。しかし、先月、サウスカロライナ州の教会で黒人9人が射殺された事件の被告の白人が、白人至上主義のシンボルとしてこの旗を好んでいたということから、旗が黒人差別の象徴だとの批判が高まり、州議会の議決を経て撤去されたもの。

 アメリカでは他の都市でも、この旗や、南軍の記念碑などの撤去を求める動きが起きている。