「差別の象徴だ」南北戦争時代の旗を撤去
アメリカ南部アラバマ州で24日、議事堂に掲げられていた南北戦争時代の旗が撤去された。「黒人差別の象徴だ」との批判が上がっていたもので、今月起きた黒人9人の射殺事件を受けて、撤去を求める声が上がっていた。
撤去されたのは、1860年代の南北戦争で奴隷制の維持を求めた南部の連合軍が使用していた旗で、伝統として現在も各地で使用されている。
南部のサウスカロライナ州で17日に起きた黒人9人の射殺事件で逮捕された容疑者が白人至上主義のシンボルとしてこの旗を好んでいたということから、「旗は黒人差別の象徴だ」との批判が高まり、撤去を求める声が各地で上がっていた。
今回の撤去を受け、今後、各地で同様の動きが広がる可能性もある。