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ロシア当局、オウム真理教を名乗る団体摘発

2015年10月22日 10:57
ロシア当局、オウム真理教を名乗る団体摘発

 ロシアの治安当局が、モスクワで活動している「オウム真理教」を名乗る団体の施設を摘発していたことがわかった。

 これは、ロシアメディアが21日までに伝えたもので、ロシアの治安機関はモスクワで「オウム真理教」を名乗る団体について市民の権利を侵害する団体を設立した疑いで捜査を始め、施設を摘発したという。この団体は、インターネットを通じて新たな信者を募っており、信者が週に3回集まるモスクワ中心部のクレムリン近くの施設では、瞑想(めいそう)やヨガなどの修行のほか、睡眠や食事を絶つ荒行が行われ、救急車が出動する騒ぎも起きているという。

 こうした施設はロシアに54か所あり、修行や荒行を強いられるなどした被害者は数千人にのぼる可能性があるという。