ノーベル賞の授賞式を翌日に控え、北里大学の大村智特別栄誉教授は９日、スウェーデンで美術館などを訪問し、束の間の自由な時間を楽しんだ。

　美術に造詣が深い大村さんは９日、ストックホルムでも有数の美術館を訪れ、絵画などを鑑賞したほか、売店ではお土産探しを楽しんだ。また、カフェの椅子にサインしたノーベル博物館を改めて訪れ、自分が寄贈した展示品やこれまでの受賞者の研究に関する展示に見入っていた。

　大村さん「絵の写真を２、３枚買った」「先輩たちがどういう仕事をやったか、もう一度勉強しようと思ってきました」「（授賞式が）いよいよやってくるなという感じ。（緊張は？）もちろんあります。ちょっと遊びに行くような気持ちでは行けないですね」

　大村さんは博物館で日本へのお土産として２０００個ほどのメダルチョコを購入したという。

　大村さんと東京大学の梶田隆章教授は９日夜、ノーベル財団などが主催するレセプションに出席。

　日本時間の１１日未明にいよいよ授賞式に臨む。