韓国の朴槿恵大統領の名誉を傷つけたとして起訴された産経新聞の加藤前ソウル支局長に対する裁判で、ソウル中央地裁は１７日午後、前支局長に無罪判決を言い渡した。韓国の外務省関係者は「無罪判決が出たことによって加藤前支局長の起訴で生じていた負担がなくなり、今後の日韓関係の改善のきっかけになることが期待できる」と話した。

　一方で記事が取り上げていた朴大統領に関するうわさが判決でウソと認定されたことについて「日本に対しては今後、このような報道で日韓関係に負担を与えることが絶対あってはいけないと外交ルートを通じて強調した」とコメントした。