「黒人、女性ら倍増」アカデミー賞で改革案
映画のアカデミー賞で俳優部門の候補者が全員、白人だったことに批判が出ていることを受け、主催団体は22日、賞の投票権を持つ会員について、黒人などの少数派と女性を2倍に増やすと発表した。
アカデミー賞をめぐっては、男女の俳優部門の候補者20人が、2年連続で全員白人だったことに対し、黒人の映画監督、スパイク・リーさんや俳優が授賞式を欠席すると表明するなど、抗議の動きが広がっている。
これを受けてアカデミー賞の主催団体は22日、候補者選びで投票権を持つ会員について、黒人などの少数派や女性を2020年までに2倍に増やす、との改革案を発表した。
アメリカの新聞、ロサンゼルス・タイムズの2012年の調査によると、会員約5700人のうち、9割が白人で、男性の割合も7割を超えていることから偏りが指摘されていた。