27日から、自民党の二階元幹事長をはじめとする超党派の国会議員団、「日中友好議員連盟」が中国・北京を訪れています。議員らは、清華大学を訪れたほか、中国共産党で対外交流を担当するトップと会談しました。

北京を訪問中の自民党の二階元幹事長ら日中友好議員連盟は、27日、清華大学を訪れました。二階元幹事長は、「旧交を温めることが出来るのは大変喜ばしいことだ。日中友好を願い、心を込めて植樹をしたい」と述べ、清華大学の構内に桜の木を植えました。その後、中国共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部の劉建超部長との夕食会に出席しました。議員連盟の訪中はおよそ5年ぶりで、29日まで中国に滞在し王毅外相と会談するほか、習近平国家主席との会談も模索しています。

福島第一原子力発電所の処理水放出から1年が経過しても中国は日本産水産物の禁輸措置を継続しているほか、直前の26日には中国軍機の領空侵犯が確認されるなど、日中関係の緊張感が高まる中、一連の会談で意見を交わすものとみられます。