北ミサイル「技術を高めつつある」~韓国側
北朝鮮が23日夕方、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を日本海で発射した。
韓国軍によると、北朝鮮は23日夕方、東部の咸鏡南道・新浦の北東沖で、SLBM1発を発射した。ミサイルは約30キロ飛行したという。
SLBMは事前の探知が困難とされ、韓国軍関係者は「水中から発射されたミサイルがこれだけ飛行したのは初めてで、北朝鮮はSLBMの技術を高めつつある」との見方を示した。
一方、拓殖大学の武貞秀士特任教授は「『アメリカと対等の軍事力を持つに至った、それを指導した指導者である』という評価が北朝鮮内部でも高まっていくという狙いがある」と話し、来月開かれる朝鮮労働党の党大会を前に、金正恩第1書記の権威を引きあげる狙いがあると指摘した。