イラク・サマワで車が相次ぎ爆発32人死亡
イラク南部のサマワで1日、爆弾を積んだ車が相次いで爆発し、少なくとも32人が死亡した。過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。
ロイター通信によると1日、イラク南部サマワの政府庁舎の近くやバス停で、爆弾を積んだ車が相次いで爆発した。この爆発で少なくとも32人が死亡、75人がケガをしたという。
過激派組織「イスラム国」がインターネット上に犯行声明を出し、「2人の戦士が作戦を実行した」などと主張した。
サマワなどイラク南部は、「イスラム国」が敵視するイスラム教シーア派の住民が多い地域だが、治安は比較的安定していて、テロ事件が起きるのは異例。
サマワでは、日本の陸上自衛隊が、イラク戦争後の2004年から2006年まで駐留し、支援活動を行っていた。