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新指導部メンバーに“処刑された”軍幹部も

2016年5月10日 16:02

 北朝鮮の労働党大会で、新たに選出された指導部のメンバーに、処刑されたとの見方が出ていた軍の幹部が含まれていることが分かった。

 10日付の労働新聞は、金正恩体制を支える新たな指導部の顔ぶれを顔写真つきで伝え、その中に、李永吉・前総参謀長が政治局員候補のひとりとして名を連ねた。李前総参謀長は朝鮮人民軍のナンバー3の地位にあったが、2月初め、権力を乱用したなどとして処刑されたとの見方が出ていて、公の場からも姿を消していた。

 李前総参謀長は党の軍事政策を決定する中央軍事委員会のメンバーにも入っていて、復権を果たしたものとみられる。ただ、階級章は以前の「大将」からひとつ下の「上将」のものになっていて、軍の中での階級は降格になったものとみられる。