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金第1書記 新ポスト「党委員長」に就任

2016年5月9日 23:37
金第1書記 新ポスト「党委員長」に就任

 36年ぶりに開かれていた北朝鮮の労働党大会は9日、金正恩第1書記が新たに設けられた朝鮮労働党の委員長に就任し、閉幕した。

 朝鮮労働党の党大会は4日目の9日、初めて、一部の外国メディアにその様子が公開された。北朝鮮の朝鮮中央テレビも日本時間9日午後11時、4日目の様子を放送し、金第1書記が新たに設けられた朝鮮労働党の委員長に就任したことが伝えられた。

 金第1書記「朝鮮労働党委員長という重い任務を任せてくれた信頼と期待を受け止め、一身を惜しみなく投げ捨て、屈することなく闘い、革命に向けて忠実であることを盟約する」

 金第1書記としては、新たなポストに就くことで、新体制の幕開けを強調するとともに、軍を優先した故・金正日総書記と異なり、党を重視する姿勢を鮮明にする狙いがあるものとみられる。

 また、金正恩体制を支える新しい指導部人事も発表され、最高幹部の政治局常務委員に、新たに、朴奉珠首相と崔竜海書記が選ばれた。ただ、注目されていた金第1書記の妹、金与正氏は、幹部には選ばれず、大幅な世代交代はなかったものとみられる。

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