スペイン豪雨洪水 死者200人を超える
スペイン東部を中心に発生した豪雨による洪水の死者が200人を超えたことが分かりました。
スペインメディアによりますと、東部・バレンシア自治州を中心に各地を襲った豪雨による洪水で、1日、バレンシア州当局は202人が死亡したと発表しました。周辺の地域を合わせると死者の数は205人にのぼります。
バレンシア州では8時間で1年分の降水量を記録したところもあり、1973年の300人が死亡した豪雨以来、「およそ50年間で最悪の洪水だ」と伝えています。
政府は500人の軍兵士などを動員して行方不明者の捜索を続けています。
いまだに多くの被災者が避難生活を送っており、道路や鉄道などが寸断されています。
スペインの気象庁は1日もアンダルシアやバレンシアなど5つの地域に気象警報を出していて、サンチェス首相は「できるかぎりの支援を提供し続ける」と強調しました。
最終更新日:2024年11月2日 11:02