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ガザ地区北部でイスラエル軍による空爆…死者と不明者93人に “停戦をめぐる協議”CIAが新たな案提示か

2024年10月30日 18:47

パレスチナ自治区ガザ地区北部で29日、イスラエル軍による空爆があり、死者と行方不明者はあわせて93人にのぼっています。

ガザ地区北部の町ベイトラヒヤの集合住宅で29日、イスラエル軍による空爆があり、ガザの保健当局によりますと、死者と行方不明者はあわせて93人にのぼったということです。医療関係者は地元メディアに対し、死亡した人の多くは女性と子どもだったと話しています。

犠牲者が増え続ける中、ガザ地区での停戦をめぐる協議で目立った進展はみられません。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は28日、仲介国アメリカのCIA=中央情報局の長官が新たな案を提示したと伝えました。1か月間戦闘を停止し、イスラム組織ハマス側が8人ほどの人質を解放する一方で、イスラエル側が収監しているパレスチナ人の数十人を釈放するというものです。

交渉では、ほかにもさまざまな案が出ていますが、ロイター通信はハマスの関係者が「ガザ地区での戦闘の終結とイスラエル軍の完全撤退を実現する取引について協議する用意がある」と述べたと伝えています。

ただ「アクシオス」は、来週のアメリカ大統領選挙前に大きな進展がみられる可能性は低く、イスラエル、ハマスの双方が結果を注視しているとの見方を伝えています。

最終更新日:2024年10月30日 18:47