ガザ地区中部の避難所に空爆 17人死亡…多くは女性と子ども
パレスチナ自治区ガザ地区中部の避難所として使われていた学校が24日、イスラエル軍の空爆を受け、少なくとも17人が死亡しました。ほとんどは女性と子どもだということです。
AP通信などによりますと、ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプで避難所として使われていた学校に24日、イスラエル軍の空爆があり、少なくとも17人が死亡、42人がけがをしました。死亡したほとんどは女性と子どもで、11か月の乳児もいたということです。
ロイター通信によりますと、イスラム組織「ハマス」の掃討作戦を続けるイスラエル軍は、学校につくられていたハマスの司令部を標的にしたと説明しています。
ガザ地区ではイスラエル軍が「ハマスの戦闘員が北部で再び結集している」として戦闘を強化するなど、人道危機が依然、続いています。
こうした中、ロイター通信によりますと、停戦と人質解放をめぐる交渉再開に向け、イスラエル首相府は、情報機関モサドのバルネア長官が27日に仲介国のカタールを訪問すると発表しました。CIA=アメリカ中央情報局の長官らと協議するということですが、ハマスとイスラエル双方の溝は埋まっておらず、先行きは不透明です。