パレスチナ自治区・ガザ地区で10日、避難民が身を寄せる学校にイスラエル軍の空爆があり、100人以上が死亡しました。

ロイター通信によりますと、ガザ地区北部・ガザ市の学校で10日、イスラエル軍による空爆があり、100人以上が死亡したとガザの当局が発表しました。

学校には多くの避難民がいて、空爆当時は朝の礼拝が行われていたということです。

イスラエル軍は声明で、学校にはイスラム組織ハマスの戦闘員が隠れ家として使う司令部があり、そこを正確に攻撃したと強調しました。

また、攻撃前に民間人の被害を軽減する措置を取ったと主張しています。

ガザでの戦闘をめぐっては、アメリカ、エジプト、カタールの3か国がイスラエルとハマスの双方に対し、今月15日に停戦協議を再開するよう求めたばかりです。

こうした中での攻撃をエジプトは非難し、「イスラエルには戦争を終わらせる意志がない」としています。