ガザ地区での戦闘めぐり米・エジプトなどが共同声明 「交渉の最終案を提示する用意がある」
パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり、停戦交渉を仲介するアメリカ、エジプト、カタールの首脳は8日、共同声明を発表し、「交渉の最終案を提示する用意がある」として、早期の停戦合意を要請しました。
イスラエル軍とハマスによるガザ地区での戦闘をめぐっては、アメリカ、エジプト、カタールが人質の解放を伴う停戦交渉の仲介をしてきましたが、停戦の条件などについて折り合いがつかず、難航しています。
こうした中、仲介する3か国の首脳は8日、共同声明を発表しました。
声明では「全ての当事者の要望に応える形で、交渉の最終案を提示する用意がある」と明らかにした上で、「双方に対し、15日に協議を再開し合意の履行を開始するよう要請する」として、早期の停戦合意を求めました。
共同声明を受けてイスラエルのネタニヤフ首相は、代表団を派遣する意向を示していて、ガザ地区で拘束されている人質の家族らによる団体は、「人質には時間の猶予がない。すぐに合意すべきだ」としています。
一方、ハマス側からは、まだ正式なコメントは出ていません。