イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ガザ地区南部の避難所を空爆し、ガザ地区の保健当局は少なくとも19人が死亡したと発表しました。

ガザ地区南部で10日、イスラエル軍による空爆が行われました。現場はテントなどが設置された避難所となっていて、ガザ地区の保健当局は少なくとも19人が死亡したと発表しました。

イスラエル軍は、ハマス側の司令部を攻撃したとしていますが、国連側は「人口密集地での攻撃は容認できない」と非難しています。

こうした中、イスラエル軍は、ハマス側に先月、殺害された6人の人質が拘束されていたとする地下トンネル内部の映像を公開しました。

およそ120メートルにわたるトンネルで、入り口は民家の子ども部屋にあったとしていて、内部に残されていたハマス側の武器や人質のものとされる血痕などが映されています。

イスラエル軍の報道官は、「残る人質を連れ戻すためにあらゆる努力をし続ける」として、人質の解放に向けてハマス側をけん制しました。