イスラエル軍、ガザ地区南部から地上部隊の大部分を撤収
イスラエル軍は7日、パレスチナ自治区ガザ地区南部から地上部隊の大部分を撤収させたと発表しました。
イスラエルメディアによりますと、イスラエル軍は7日、ガザ地区南部のハンユニスから地上部隊の一部を除く大部分を撤収させました。
イスラエルメディアは「ガザ地区北部での作戦でも大規模な攻撃を行った後に一旦撤収し、その後は局地的な作戦に移行したため、今回の撤収も同様の動きとみられる」と分析しています。
イスラエル軍は、南部ラファでの地上作戦に踏み切る構えでしたが、イスラエル側とアメリカ側で作戦についての協議が続いています。アメリカ側は今回の撤収を「部隊の休養と再編成のためのようだ」としていますが、今後の作戦への影響が注目されます。
一方、難航していた人質解放を伴う一時停戦の交渉をめぐっては、イスラエル側はエジプトでの交渉に代表団を送ることを明らかにし、ハマス側との交渉が再開する見通しです。
こうした中、人質家族らの団体は、戦闘から半年となる7日、イスラエルの国会前で大規模なデモを行う予定です。国内では連日、早期の人質の解放とともに、ネタニヤフ首相の退陣を求めるデモが起きていて、ネタニヤフ政権への国民の不満が高まっています。