イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区南部から部隊の大部分を撤収させました。ただ、部隊再編のためで戦闘は続けるとしています。

イスラエル軍は、ガザ地区南部のハンユニスに1旅団を残しそれ以外の部隊を撤収させたと明らかにしました。ガラント国防相は、ラファ含む今後の作戦にむけた部隊再編の一環で戦闘は続くと強調しています。

こうしたなか停戦と人質解放をめぐる交渉がエジプトで行われ地元メディアは、仲介した当局者の話として「進展があった」と報じました。今後、詰めの作業が行われるとしています。ハマスは、人質解放の条件としてガザ地区からのイスラエル軍の撤退などを求めています。今回の部隊撤収が双方の合意形成につながるか注目されます。

エルサレムでは7日、人質解放を求める大規模な集会が開かれました。イスラエル・メディアの世論調査では人質解放にむけた政府の対応が不十分だとする声が半数をこえるなどネタニヤフ政権への批判が強まっています。