「今後の任務に備えるため」イスラエル軍、ガザ地区南部から地上部隊の大部分を撤収 人質家族ら大規模集会で解放訴え
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって7日で半年となりました。イスラエル軍は「今後の任務に備えるため」として、パレスチナ自治区ガザ地区南部から地上部隊の大部分を撤収させたと発表しました。
イスラエル軍は7日、ガザ地区南部のハンユニスから地上部隊の一部を除く大部分を撤収させました。
ガラント国防相は「南部ラファでの任務を含む今後の任務に備えるために撤収した」としていて、イスラエルメディアは「今後は局地的な作戦に移行するとみられる」と分析しています。
こうした中、ガザ地区で拘束されている人質の家族の団体らは、エルサレムで大規模な集会を行いました。
人質として拘束されていたイタイさん「ハマスは『イスラエルは人質を諦めていて、取引をしたがらない』と言っていました。政府の人々に聞きたいです。これは本当ですか? あなたたちは人質を諦めたんですか?」
集会では、人質として拘束された後に解放されたイスラエル人男性らが、難航している人質解放に向けた交渉を進めるよう、あらためて政府に訴えました。