イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ地区に人道支援物資を運ぶため、ガザ地区北部に新たな検問所をつくると発表しました。

イスラエル軍の報道官は11日、公式SNSで、ガザ地区北部に新たな陸路の検問所をつくっており、より多くの支援物資を市民に届けられることになると話しました。

これにより、50台近くのトラックによる物資搬送が新たに可能となり、海上から運搬された物資も検問所に届けることで、食料や水、医薬品などの支援を、1.4倍に増やせるとしています。

イスラエルは、去年10月に攻撃を開始して以降、ガザ地区への物資の搬入を遮断してきました。

しかし、アメリカのバイデン大統領から民間人を保護する措置を実施するよう求められ、先週、ガザ地区北部のエレズ検問所やイスラエル南部のアシュドッド港でも支援物資を受け入れると発表していました。