WHO ガザ地区北部でのポリオ予防接種を延期、イスラエル軍の攻撃激化など理由
WHO=世界保健機関は23日、パレスチナ自治区ガザ地区の北部で予定されていたポリオの予防接種を延期したと発表しました。イスラエル軍の攻撃が激しくなっていることなどを理由に挙げています。
WHOによりますと、23日から予定されていたガザ地区北部のポリオの予防接種を延期したということです。ポリオの予防には2回の接種が必要で、1回目は9月におこなわれています。WHOは延期の理由として、ガザ地区北部に対する攻撃が激しくなっていることや、接種期間中の停戦が守られるかどうか不透明なため、接種を受ける子どもたちや医療従事者を危険にさらすことなどを挙げています。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関はSNSに、「人々は数週間、ほとんど食べ物も水も援助もありません。多くの人ががれきの下敷きになっています。子どもたちにワクチンを投与し、さらなる悲劇を回避するためには、早急な対応が必要です」と投稿し、国際社会の支援を訴えました。
最終更新日:2024年10月24日 13:31