韓国で販売 日産ディーゼル車で不正と発表
韓国の環境省は、韓国で販売されている日産自動車のディーゼル車について、有害物質の排出を抑える装置が不正に設定されていたと発表した。日産側は不正を否定している。
不正が指摘されたのは、韓国日産が販売しているディーゼル車「キャシュカイ」。搭載された有害物質の排出を抑える装置は、排ガス試験の際には正常に作動する一方で、一定の条件になると停止するようになっていたということで、実際に道路を走らせたところ基準値の20倍もの有害物質が排出されたとしている。
韓国環境省は約3000万円の課徴金と対象車種のリコールを命じると発表するとともに、今後、韓国日産のトップを刑事告発するとしている。
これに対し韓国日産は、「いかなる不正な操作や設定もしたことはない」として不正を否定している。問題の車種は、日本では販売されていないという。