北朝鮮ミサイル 2発目は400キロ飛ぶ
北朝鮮は22日朝、中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル2発を相次いで発射した。2発目は、放物線の軌道を描いて相当な高さまで飛んだとみられる。
北朝鮮が短期間に「ムスダン」の発射を相次いで行っているのは、金正恩委員長の指示を早く達成したいという焦りがあるためと考えられる。
韓国軍によると、北朝鮮は22日朝、東側の元山付近から「ムスダン」とみられるミサイルを2発、日本海側に向け発射した。1発目は150キロメートルほど飛び、空中爆発、失敗したとみられる。2発目は分析中だが、400キロメートルほど飛んだという。
韓国の統一省は「国連安保理決議違反であり、明白な挑発だ」と非難している。
北朝鮮は今年3月の金正恩委員長の指示以来、短期間で「ムスダン」の発射を繰り返している。韓国軍関係者は「ミサイルの発射に失敗したら普通は時間をかけて分析する。北朝鮮には指導者からの指示を早く達成しなくてはという焦りがあるのではないか」と分析している。