北朝鮮が１５日朝、ミサイルを発射し、失敗したとみられる。韓国のメディアは中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられると伝えている。

　韓国軍関係者によると、１５日午前５時から６時の間に、北朝鮮は東海岸からミサイルを発射したものの、失敗したとみられるという。

　この日は金正恩第１書記の祖父・金日成主席の誕生日で、北朝鮮の最大の祝日。北朝鮮がその節目に合わせてミサイルの発射を強行する可能性が指摘されていて、韓国軍は警戒を強めていた。

　韓国の聯合ニュースは、発射されたのは中距離弾道ミサイルのムスダンとみられると報じている。ムスダンは射程３０００キロの中距離弾道ミサイルで、日本全域を射程におさめるが、これまで発射が確認されたことはない。