今年のノーベル平和賞に選ばれた南米コロンビアのサントス大統領は１３日、左翼ゲリラとの停戦期限を１２月末まで延長し、年内にも新たな和平合意を実現したい考えを示した。

　サントス大統領は１３日、左翼ゲリラのＦＡＲＣ（＝コロンビア革命軍）との停戦期限を１２月３１日まで延長することを明らかにした。その上で、「新たな和平合意を実現するためのプロセスを期限前に終えたい」として、年内にもＦＡＲＣと新たな和平合意を実現したい考えを示した。

　８月に合意した和平文書をめぐっては、ＦＡＲＣの戦闘員に政府が経済的支援をしたり政治参加を認めたことに反発が高まり、国民投票で承認されなかった。双方は交渉を再開する方針だが、ＦＡＲＣが譲歩するかは不透明で、難しい交渉が予想される。