コロンビア政府と左翼ゲリラが和平合意署名
半世紀以上にわたって内戦が続いた南米のコロンビアで26日、政府軍と左翼ゲリラ組織が和平合意に署名した。
コロンビアのカルタヘナで26日、式典が行われ、サントス大統領と左翼ゲリラ組織FARC(=コロンビア革命軍)のロンドニョ最高司令官が、4年に及ぶ交渉でまとまった和平合意文書に署名した。
FARCは誘拐や麻薬密売で資金を得て、政府と半世紀以上、内戦を繰り広げ、内戦による犠牲者は22万人に上るとみられる。今後は、来月2日の国民投票で和平合意が承認されれば、正式に和平が成立することになる。
一方、ロイター通信によると、ウリベ前大統領らは今月26日、FARCが政党として政治に参加する権利が認められたことに反発し、国民投票での反対を呼びかける抗議活動を行った。