オランダ極右党首「総選挙勝てば国民投票」
EU(=ヨーロッパ連合)の創設メンバーであるオランダで「反イスラム」を掲げる極右政党が支持を伸ばしている。この政党の党首がNNNの取材に対し、来年3月の総選挙で勝利した場合、EUからの離脱を問う国民投票をオランダで行う考えを明らかにした。
オランダでは極右政党の自由党が「EUから離脱すればイスラム国家からの移民を防ぐことができる」などと主張し、近年の移民問題や度重なるテロ事件を受けて支持を拡大している。オランダでは来年3月に総選挙が行われるが、最近の世論調査では自由党が第一党となる見通しも示されている。
自由党・ウィルダース党首「総選挙で勝ったら特別立法を行い、勧告的な意味合いを持つ国民投票を実施する。見通しは明るい」
オランダの法律では、国民投票は限られた条件下でしか認められておらず、結果に法的拘束力もないが、ウィルダース党首は総選挙で勝利した場合、法律を整備してEU離脱を問う国民投票を行う考えを明らかにした。