イギリスで行われているＥＵ（＝ヨーロッパ連合）からの離脱の賛否を問う国民投票が、まもなく投票終了時刻である日本時間２４日午前６時を迎える。

　有権者「離脱に投票した。何か変えなければ」
　有権者「残留です。経済や安全保障が理由。ヨーロッパ人だから」

　今回の選挙の登録有権者数は、イギリスの選挙史上最も多い約４６５０万人で、関心の高さがうかがえる。

　投票開始後に発表された最新の世論調査では、残留支持が離脱支持を４ポイントリードしたが、依然、接戦とみられる。

　ロンドンでは２３日、記録的な豪雨が降り、一部の投票所が浸水して投票できなくなるなどの被害が出た。投票率が高いと残留派が有利だといわれる中で、この豪雨が投票率にどの程度の影響を与えたかが焦点の１つとなる。