イギリスでＥＵ（＝ヨーロッパ連合）からの離脱の賛否を問う国民投票が日本時間２３日午後３時から始まった。ロンドンの投票所前から小島康裕記者が伝える。

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　５５０人が投票すべく登録されているこちらの投票所では、これまでに３２０人が投票をすませた。５８％の人が票を投じたことになる。

　全国の集票責任者は、最終的な全体の投票率は８０％くらいになるだろうとの見通しを示している。これから夜にかけては、仕事終わりに投票する有権者が増えそうだが、このあとは再び雷雨の予報で、影響が出る可能性がある。一般的に投票率が下がると、離脱派が有利とされている。

　前日までに行われた最新の世論調査では、残留派がわずかにリード。これを見越してか、市場では２３日、ポンドを買う動きが強まってポンド高となっていて、円に対しては２円のポンド高、ドルに対しては一時、年初来の最高値をつけた。

　投票は日本時間の２４日午前６時まで行われ、早ければ昼にも大勢が判明する見込み。