EU残留派・離脱派、ともに活動再開 英国
イギリスがEU(=ヨーロッパ連合)から離脱するかどうかを問う国民投票まであと4日。イギリスでは最新の世論調査が発表され、「残留を支持する」が逆転し、1ポイント、リードした。残留派の女性議員殺害事件が影響したものとみられる。
調査会社のユーガブによるこの調査は、EU残留派のコックス下院議員が殺害された当日とその翌日に行われたもの。
「EUに残留すべき」と答えた人は44%で、「離脱すべき」は43%、「わからない」は9%だった。
前回の調査では、「離脱」が「残留」を7ポイントリードしていたが、今回の調査では逆に「残留」が巻き返し、1ポイントリードしたことになる。
投票日まであと4日と迫る中、今回の事件が国民の意識に大きな影響を与えたことが裏付けられた形。
残留派、離脱派はともに、事件のあと活動を自粛していたが、19日から再開した。