崔容疑者取り調べの検察庁舎近くで重機突入
韓国の朴槿恵大統領が機密情報を漏洩したとされる事件をめぐり、韓国の検察は1日朝から、緊急逮捕した朴大統領の友人の女への本格的な取り調べを始めた。
先月31日深夜に緊急逮捕された朴大統領の友人・崔順実容疑者は、1日午前10時ごろ、拘置所から再び検察に入り、本格的な取り調べが始まっている。
検察関係者によると、先月31日の事情聴取で崔容疑者は、大統領府の機密資料を受け取って国政に介入していた疑惑などを否認したという。
検察は、緊急逮捕から48時間以内に逮捕状を請求する必要があり、2日深夜の期限までに、検察がどこまで容疑を固められるかが焦点。
一方、1日午前8時半ごろ崔容疑者が取り調べを受けているソウル中央地検近くの日本の最高検察庁にあたる「大検察庁」に重機が突っ込む事件があった。突っ込んだ40代の男はまもなく取り押さえられたが、警備員1人が足の骨を折る大ケガをした。
男は、崔容疑者が「死ぬほどの罪を犯した」と語ったという報道を聞いて、「崔容疑者が死ぬのを手伝おうと思った」などと話しているということで、朴大統領と崔容疑者の不透明な関係への国民の不満は高まるばかり。