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情報漏えい問題 朴大統領の友人女性が出頭

2016年10月31日 16:53
情報漏えい問題 朴大統領の友人女性が出頭

 韓国の朴槿恵大統領が、機密情報を漏えいしたとされる問題で、韓国国内の批判は高まり続け、政権発足以来最大の危機を迎えている。その中で、31日午後、情報を受け取っていたとされる女性が事情聴取のため検察に出頭した。

 31日午後3時頃、ソウル中央地検に出頭したのは、朴大統領の友人の実業家、崔順実氏。崔氏が報道陣の前に立つと「朴槿恵は下野せよ」などと書かれたプラカードを掲げた市民団体が乱入した。カメラの前で崔氏は何も話すことができなかったが、韓国メディアによると、庁舎に入った後、「国民の皆さん、許してください。申し訳ありません」と話したという。

 一方、崔氏はこれまでの韓国紙のインタビューに、人事や外交に介入した疑惑は否定している。疑惑の中心人物への聴取を機に朴大統領との不透明な関係に検察がどこまで迫れるかが焦点となる。

 韓国の憲法では、現職の大統領は原則、刑事訴追を受けないと規定されているが、与党セヌリ党は30日、朴大統領に対し、今の閣僚を更迭し、新しい閣僚を野党と協議して決める、「中立内閣」を受け入れるよう求めた。

 内閣の刷新で事態を収拾する狙いだが、朴大統領がこれを受け入れれば、残り1年4か月の任期の間、新たな政策を進めることは事実上できなくなる。