トランプ氏影響?イスラム教徒、襲撃される
アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利したあと、カリフォルニア州の大学でイスラム教徒の女子学生が襲われる事件が相次いでいる。
地元の警察によると、カリフォルニア州サンディエゴの大学の駐車場で9日、イスラム教徒の女子学生が2人組の男に財布やカバンを奪われる事件があった。女子学生にケガはなかったが、男らは逃走した。
地元メディアは男らが女子学生に「トランプ氏が大統領になるのでアメリカから出て行く準備をしろ」と話したと報じていて、警察は、イスラム教徒を狙った犯行とみて捜査している。
またNBCテレビによると同じ日、カリフォルニア州サンノゼにある大学でも、イスラム教徒の女子学生が頭にかぶっていたスカーフを背後から男に引っ張られるということも起きている。
「イスラム教徒の入国禁止」を主張してきたトランプ氏が大統領選に勝利したことにより、アメリカ国内でイスラム教徒への反感が広がるのではないかと懸念されている。