アメリカ大統領選挙の投票が日本時間８日夜に迫った。勝敗は、激戦となっている州の結果次第とあって、クリントン氏とトランプ氏が激戦州に入って最後の訴えを行っている。トランプ陣営の東部ニューハンプシャー州から中継。

　トランプ氏まもなく姿をあらわす予定だが本人がいないにも関わらずすでにトランプコールが巻き起こるなど会場は熱気に包まれている。投票日前日、これしか巻き返しを図るすべがないとばかりに、トランプ氏は最後までクリントン氏への批判に語気を強めた。

　トランプ氏「ヒラリーは『失敗』の象徴だ。彼女は外交の失敗の責任者だ。（私たちから）真の変革が始まる」

　まもなく集会が行われるここニューハンプシャー州はクリントン氏が４３．３％、トランプ氏が４２．７％とクリントン氏がわずか０．６ポイントリードという大激戦（リアルクリアポリティクス調べ）。過去６回の大統領選では５回、民主党の候補が勝っているが、ここをトランプ氏がおさえれば、逆転に向けて望みをつなぐことになる。

　今日は深夜まで５州５カ所をまわるハイペースぶり。クリントン氏の優勢は変わっていないが、トランプ陣営は最後まで勝負をあきらめていない。