×

コロンビア政府、ゲリラと新たな和平案合意

2016年11月13日 13:34
コロンビア政府、ゲリラと新たな和平案合意

 先月、和平合意が国民投票で否決されたコロンビア政府と左翼ゲリラは12日、修正協議の結果、新たな和平協定案に合意したと発表した。

 コロンビア政府と左翼ゲリラ「FARC(=コロンビア革命軍)」は、半世紀以上にわたる内戦を終わらせるため今年9月に和平合意に署名したが、10月の国民投票では「合意がFARCに譲歩しすぎている」として否決された。

 コロンビア政府によると、政府とFARCは12日、修正協議の結果、内戦の犠牲者への補償に向けてFARCが資産を洗い出すことなどを盛り込んだ新たな和平協定案に合意した。ただ、FARCに国会で議席を与えるとした当初の合意を見直すかどうかや、再び国民投票にかけるかは明らかになっていない。

 今年のノーベル平和賞に決まったサントス大統領は、FARCとの停戦を今年いっぱいまで延長し和平実現を目指すとしている。