イスラエル北部などで大規模な山火事が発生し、６万人が避難している。ネタニヤフ首相は「放火によるテロ」との見方を示している。

　地元メディアによると、北部の都市ハイファなどで２２日に山火事が発生し、３日がたっても燃え続けている。この火事で、約６万人が避難したほか、少なくとも１３２人がケガをした。

　火は乾燥と強風によって燃え広がっていて、これまでに約９００万平方メートル、東京ドーム１９０個分以上が焼失したという。

　ネタニヤフ首相は２４日「放火によるテロだ」と述べ、パレスチナによる犯行との見方を示した上で、「法律に基づいて責任を負わせる」と述べた。ＡＰ通信によると、アラブ系住民４人が逮捕されたが、証拠不十分で釈放されたという。