次期トランプ政権で国務長官に指名されたティラーソン氏がロシアのプーチン大統領との関係が強いことで批判もあがる中、議会での承認をえるために挨拶回りなどの活動を強めている。

　国務長官に指名されたティラーソン氏は、石油大手エクソンモービルのＣＥＯを務め、ロシアのプーチン大統領とも親交がある人物。このことで議会内からは批判もあがっている。就任には、上院の承認が必要なため、ティラーソン氏は幹部らに挨拶をして回ったが、野党・民主党からは厳しい声が上がった。

　民主党・クーンズ上院議員「ティラーソン氏に懸念をはっきり伝えた。その懸念はプーチン体制のロシアやウクライナへの侵攻アメリカの選挙に（ハッキングで）介入したことについてだ」

　来週半ばからは閣僚の承認に向けた公聴会も始まる予定だが、身内の共和党からも批判の声が出そうだ。