アメリカの宇宙ベンチャー企業「スペースＸ」社が１４日、無人ロケットの打ち上げに成功した。

　「スペースＸ」社は１４日、アメリカ・カリフォルニア州の空軍基地から無人ロケットを打ち上げた。ロケットには衛星通信網を担う人工衛星が搭載されていて、その後、無事に軌道に乗ったという。

　「スペースＸ」社は打ち上げのコストを減らすためロケットの回収と再利用を目指していて、今回、宇宙空間で切り離されたロケットが太平洋上の基地に戻るまでの映像も公開された。このロケットは去年９月、打ち上げ前の試験中に爆発し、それ以来、打ち上げを中止していたが、今回は成功した。

　「スペースＸ」社は、低コストでのロケット打ち上げをビジネス化したい考えで、アメリカメディアによると、今年だけでも２７機のロケット打ち上げを計画しているという。