中国・習主席が保護主義反対の姿勢を強調
中国の習近平国家主席は16日、訪問先のスイスで保護主義に反対する姿勢を強調した。貿易不均衡などで中国を批判するアメリカのトランプ次期大統領をけん制する狙いもあるとみられる。
習近平国家主席「我が国とスイスは保護主義に抵抗し世界の紛争を平和的に解決するなど、重要な問題について認識が一致している」
スイスでの首脳会談後、習主席は、このように述べ自由貿易を推進していく姿勢を強調した。習主席は17日からダボスで開かれる世界経済フォーラムの年次総会に中国の主席として初めて出席する。
世界の要人が集まるこの場でも、保護主義に反対して自由貿易を推進する中国の立場を世界に示すとみられる。アメリカの雇用を中国が奪っていると批判するトランプ次期大統領が20日に就任するのを前に、自由貿易に後ろ向きなトランプ次期政権をけん制する狙いもあるとみられる。