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北ミサイル 固体燃料使ったエンジン搭載か

2017年2月13日 1:50

 北朝鮮が12日朝に発射した弾道ミサイルは、中距離弾道ミサイル・ムスダンの改良型と見られることがわかった。

 韓国軍によると、北朝鮮は日本時間12日午前7時55分頃、西部の平安北道・亀城から弾道ミサイルを発射した。高度は550キロメートル以上に達し、飛距離500キロメートル以上で、日本海に落下したという。

 韓国軍関係者によると、飛行速度などから、中距離弾道ミサイル・ムスダンの改良型の可能性が高いという。

 また、注入する際に時間がかかり探知されやすい液体燃料ではなく、発射の兆候がつかみにくい固体燃料を使ったエンジンを搭載している可能性があるという。

 10日の日米首脳会談では、北朝鮮に核と弾道ミサイルの放棄を強く求めることで一致していて、韓国軍は「北朝鮮に強硬な姿勢をとるトランプ政権に対抗する武力の誇示」と分析している。