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大統領補佐官の後任、元海軍中将が断る 米

2017年2月17日 17:06

 アメリカ・トランプ政権の人事の混乱が拡大している。トランプ大統領は辞任したフリン前安保担当補佐官の後任として元海軍の中将に補佐官への就任を要請していたが断られたと、アメリカ・メディアが一斉に伝えた。

 安全保障担当の補佐官をめぐっては、フリン氏が対ロシア制裁について不正に駐米大使と協議した問題で先日、辞任した。トランプ大統領は後任選びを急ぎ、元海軍中将のハーウォード氏に就任を要請していたが、断られたという。理由についてAP通信は、個人的な問題と伝えているが、ロイター通信などは、自身のまわりを固めるスタッフをめぐり、意見が折り合わず断ったと伝えている。

 北朝鮮による弾道ミサイルなど情勢が緊迫するなか、安全保障の司令塔の不在が続くことになり、トランプ政権にとってさらなる打撃となる。