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中国・王外相、北朝鮮に“挑発”自制求める

2017年3月2日 14:07

 中国の王毅外相は1日、北京を訪問している北朝鮮の李吉聖外務次官と会談し、弾道ミサイル発射など挑発行為を続けていることに対し、自制を求めた。

 中国外務省によると、会談で王毅外相は「朝鮮半島情勢をコントロールし、平和に向けて関係国が努力すべきだ」として弾道ミサイル発射などを続ける北朝鮮にも自制を求めた。李外務次官は「朝鮮半島情勢について意思疎通を深めたい」と述べたという。

 北朝鮮側は中国が国連の制裁決議に基づき、北朝鮮からの石炭の輸入を停止したことに反発している。会談では、友好関係を発展させることでも一致していて、中国としても関係悪化は避けたい狙いもあるとみられる。

 一方、今回の会談の中で金正男氏殺害の事件について触れられたかどうかは、これまでのところ明らかにされていない。