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韓国ロッテ裏金疑惑 二男否認「父の指示」

2017年3月20日 17:03

 韓国の財閥・ロッテグループが巨額の裏金づくりを行っていたとされる事件で、グループの創業者一族に対する初公判が20日、韓国・ソウルで開かれている。

 ロッテグループを率いる創業者の二男・重光昭夫被告は、勤務実態のない親族に給与を支払ったなどとして、横領と背任の罪に問われている。

 韓国ロッテグループ会長・重光昭夫被告「ご心配をおかけして申し訳ありません。裁判に誠実に臨みます」

 20日の初公判には、横領などの罪で起訴されている昭夫被告の父でグループ創業者の武雄被告と、兄の宏之被告も出廷。検察は創業者一族が不正に得た金額は、日本円で280億円に上るとみている。

 20日の法廷で、昭夫被告側は、「不正は武雄被告の指示で行われたもので、自分は知らなかった」と述べ、自らの関与を否認した。