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南沙諸島の人工島 軍事施設“ほぼ完成”

2017年3月28日 13:03

 アメリカの研究機関「CSIS」は27日、中国が南シナ海の南沙諸島で埋め立てた人工島について、軍事施設がほぼ完成し、戦闘機などをいつでも配備できる状態になったとの分析結果を公表した。

 研究機関は今月、撮影した南沙諸島の衛星写真を公開した。ファイアリークロス礁など中国が埋め立てた3つの人工の島で、戦闘機の格納庫や軍事用レーダー設備が完成に近づいていることがわかるとしている。研究機関は、これにより中国が戦闘機や移動式のミサイルなどをいつでも配備することができると警告している。

 また、西沙諸島にもすでに滑走路などが整備されていることから、南シナ海のほぼ全域で軍用機の運用が可能になると指摘している。