北朝鮮で大規模水害 復旧作業部隊の出陣式 金総書記が立ち会い
北朝鮮で金正恩総書記立ち会いのもと、先月発生した大規模な水害の復旧作業にあたる部隊の出陣式が行われました。
北朝鮮北西部、平安北道で先月下旬に降った大雨により、中国との国境付近の川が氾濫し、広い範囲が水没するなど大規模な被害が発生しました。
被災後、金正恩総書記は自らゴムボートに乗って被災地を視察し、早期に復旧作業に着手するとしていました。
6日の出発式で金総書記は、復旧作業の呼びかけに応じたのが30万人に上ったとして、「どこの国にも見られないことで、世界にこのような青年がいる国を誇りたい」と激励しました。さらに、「前進を阻む障害を必ず撃退する」とした上で、復旧を通じて国土の一部を一新させると強調しました。
北朝鮮は、今回の水害による被害の規模を明らかにしていませんが、韓国メディアは、最大で1500人が亡くなるなど深刻な被害が出ている可能性を指摘しています。