米、北の発射に「これ以上コメントはない」
北朝鮮のミサイル発射を受けて、アメリカ政府は「これ以上話すことはない」とオバマ前政権とは異なる短い声明を出した。
ティラーソン国務長官は声明を発表し、「北朝鮮についてはもう十分に話してきた。これ以上のコメントはない」と述べた。オバマ前政権では、ミサイル発射の度に北朝鮮を非難するほぼ同じ内容の声明を出していた。これに対し、今回の簡潔な声明にはトランプ政権は前政権のような甘い対応はとらないという北朝鮮を強くけん制するメッセージが込められているものとみられる。
トランプ政権は北朝鮮政策の見直しを進めており、軍事行動も含め「全ての選択肢がテーブルにある」としていて、経済制裁の強化やテロ支援国家の再指定に踏み切るとの見方が出ている。